上場企業の純利益3割増 4~9月、車や訪日需要好調

【要約】

東証プライム上場の393社の4~9月期決算を集計すると、前年同期比非製造業は32%増の約6兆円、製造業は24%増の約7兆円だった。前者はインバウンド増加を追い風に同期最高益のオリエンタルランドや前年同期比合計利潤を2倍とした本州JR3社が牽引した。後者は円安と半導体などの供給制約緩和を受けた自動車が好調だ。トヨタ自動車の純利益は2.2倍の2兆5894億円だった。一方中国経済の減速で素材や電子部品、設備投資関連企業は不振だ。アドバンテストは純利益を64%減らし、住友化学は763億円の最終赤字を計上した。全体的には堅調な業績が来年以降の賃上げに繋がるかが焦点。

 

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2023年11月6日

日経新聞朝刊一面リード記事「上場企業の純利益3割増 4~9月、車や訪日需要好調」

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20231106&ng=DGKKZO75875140W3A101C2MM8000