歴史的建物、稼ぐ拠点に

【要約】

価値が特に高い文化財は国宝や重要文化財に「指定」され、国の手保護と改修などの制限を受ける。一方有形文化財の「登録」制度では、維持管理の補助は手薄だが固定資産税や相続税が減免され、所有者に対する規制も緩やかだ。文化庁によると登録有形文化財は3013年から4600件増えて全国に1万3761件ある。愛媛県大洲市の「旧村上家住宅」は荒廃していた豪商の家を古民家の維持管理を行う地元団体が借り受けて修復し、ホテルとして再生した。有形文化財に登録されて以降はそれ目当てでインバウンドが多く訪れるなど、新たな価値が生まれている。

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2023年12月9日

日経新聞朝刊一面リード記事「歴史的建物、稼ぐ拠点に」

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20231209&ng=DGKKZO76820200Z01C23A2MM8000