日韓、脱炭素燃料で供給網

【要約】

日韓は共ともに鉄鋼や化学などエネルギー使用量が多い産業を、輸入燃料で支える。岸田首相と尹韓国首相は17日に、水素・アンモニアの生産に関して第三国での事業に日韓の企業が共同出資する際、政府系金融機関が資金調達を支援する枠組みを表明する。既に三菱商事と韓国のロッテケミカルはドイツのRWEと米国で燃料アンモニアを29年から、三井物産や韓国のGSエナジーはUSEでアブダビ国営石会社の計画に参加し、26年から(石油を)それぞれ調達する。価格交渉力の向上と安定確保を目指す。量子技術、半導体の技術開発の連携にも言及するなど、政権交代後も見据えて関係を構築している。

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2023年11月11日

日経新聞朝刊一面リード記事「日韓、脱炭素燃料で供給網」

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20231111&ng=DGKKZO76056190R11C23A1MM8000